一頁講座 話題の疾患
Machado Joseph病
中馬 孝容
1
,
眞野 行生
1
1北海道大学医学部リハビリテーション医学講座
キーワード:
Machado Joseph病
,
遺伝子解析
Keyword:
Machado Joseph病
,
遺伝子解析
pp.787-788
発行日 1999年8月10日
Published Date 1999/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109039
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Machado Joseph病(MJD)が最初に報告されたのは,ポルトガル領のアゾレス諸島出身の家系で,常染色体優性遺伝形式をとる脊髄小脳変性症である.この名は,家系名に由来している.遺伝子解析によりその遺伝子座が解明され話題となっており,これはspinocerebellar ataxia type 3(SCA3)とも呼ばれている.症状としては,失調性歩行,眼振,錐体路症状,びっくり眼,筋萎縮,線維性攣縮,ミオキミア,錐体外路症状,感覚低下などがみられる.次に簡単にMJDの分類について述べる.
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