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特集 社会リハビリテーションの実践
生活適応訓練の実際―社会リハビリテーションにおける身体障害者更生施設の役割
Training for Social Functioning Ability: Role of the Rehabilitation Institute for Physically Disabled in Social Rehabilitation.
樫本 修
1
,
石垣 眞
1
Osamu Kashimoto
1
,
Makoto Ishigaki
1
1宮城県拓杏園リハビリテーション科
1Miyagi Prefectural Takukyoen
キーワード:
社会リハビリテーション
,
身体障害者更生施設
,
生活適応訓練
Keyword:
社会リハビリテーション
,
身体障害者更生施設
,
生活適応訓練
pp.925-930
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108772
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はじめに
最近の傾向として,急性期を扱う病院での在院日数が短期化し,十分なリハビリテーションを受けないまま退院して身体障害者更生施設に入所してくるケースが増えている.障害者に対する福祉が施設福祉から在宅福祉に重点が置かれるようになり,社会生活力を高めることを目的とした社会リハビリテーションが注目され,施設でのリハビリテーションも社会生活技術訓練に重要を置くことが必要とされる1).
われわれの施設では,慢性期の医学的リハビリテーションに加え,個々のニーズに応じた生活適応訓練を実施し,何らかの自立を目指した総合的なリハビリテーションサービスを提供している.ここでは,当園で行っているリハビリテーションのうち,生活適応訓練を中心に紹介し,リハビリテーションチームにおける各職種の社会リハビリテーションとの関わり,身体障害者更生施設が果たすべき役割について触れ,医師,看護婦,理学療法士(PT),作業療法士(OT),言語療法士(ST)など主に医学的リハビリテーションを担う職種の人達が,今後,社会リハビリテーションを理解し,関わっていくための一助としたい.
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