障害者支援施設（自立訓練）

Disabled person support facility（Independence training）

　わが国は障害者が健常者同様に活動的に地域生活，社会生活を行える社会であり，その一つとして障害者総合支援法でその仕組みが担保されている．成人の中途障害者の場合には急性期治療，回復期リハビリテーション後に在宅生活へ移行するが，在宅生活移行後に地域生活，社会生活を送るためにはさらなる体力向上，公共交通機関利用，地域活動参加，就労をめざすための社会リハビリテーションを行うことが望ましい^1）．また小児期から障害を持つ場合にも，学校卒業後には公共交通機関利用，単身生活，就労をめざすために社会リハビリテーションを行うことが望ましい．社会リハビリテーションを行う障害者福祉サービスとして自立訓練がある．ここでは自立訓練の概要，当センター自立訓練施設での流れ，自立訓練施設に関する最近の調査報告について概説する．