Japanese
English
特集 リハビリテーションとpharmacology
脳代謝賦活薬の薬理と痴呆治療薬の展望
Pharmacological Aspects of Brain Enhancing Agents and its Possible Effectiveness for Patients with Dementia.
木村 格
1
Itaru Kimura
1
1国立療養所山形病院
1National Yamagata Hospital, Tohoku Neuroepilepsy Center in Yamagata
キーワード:
脳血管障害
,
痴呆
,
脳代謝
,
PET
Keyword:
脳血管障害
,
痴呆
,
脳代謝
,
PET
pp.1249-1254
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108522
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はじめに
脳代謝賦活薬は,脳血管障害後の脳循環不全や脳代謝低下によって起こるさまざまな自覚症状,神経・精神症状を改善し,低下している日常生活活動(ADL)を向上させる目的で用いられる.わが国では脳血管障害患者が多く,その後遺症に対する治療薬が強く望まれた経緯もあって,この範疇の薬剤は特に熱心に開発が進められており,現在でも臨床の場で選択できる種類が非常に多い.
さらに,最近では,これらの薬剤の研究開発知見や臨床成績が国際的にも評価されるようになり,いくつかのものは欧州や米国でも使用され,海外においても新たな研究開発が進められている状況にある.
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