リハビリテーション関連資料
脳血管疾患の動向
山本 満
1
,
蜂須賀 研二
1
,
緒方 甫
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.178-179
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108312
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1995年1月より,死亡診断書改訂およびICD-10(第10回修正国際疾病,障害および死因統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems,Tenth Revision)が導入された.それに伴って,3大死因の悪性新生物は依然トップであるが,脳血管疾患が死亡数,死亡率とも2位に浮上した.
'95年と改正前の'94年の死亡統計を比較すると,脳血管疾患の死亡数は120,239(死亡率:96.9人口10万対)から146,542(117.8)と増加し,一方,心疾患は159,579(128.6)から139,057(111.8)へと減少した.しかしこれは,分類体系や原死因の決定ルールの大きな変更による,見かけ上の変化と考えるべきである.
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