学会報告
第8回中国四国リハビリテーション医学研究会―1993年12月5日(日),於:川崎医科大学現代医学教育博物館
明石 謙
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
pp.612-621
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107657
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1.大腿骨転子部骨折患者の歩行予後の検討
岡山旭東病院リハビリテーション科
升井幸一・片山幸恵・中野美由紀・長谷川寿美玲
今回,われわれは65歳以上の大腿骨転子部骨折(CHS術後)患者の退院時歩行能力を多変量解析(重回帰分析)を用いて,説明因子を骨折型,年齢,受傷前歩行能力,痴呆,術後局所合併症として検討した.結果としては,退院時歩行能力に大きく影響する因子は,受傷前歩行能力と術後局所合併症であり,術後局所合併症の影響が高かったことから,術後早期からの荷重歩行訓練を今後検討していく必要性があると考えられた.
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