学会報告
第14回中国四国リハビリテーション医学研究会―1999年12月12日(日),於:川崎医科大学現代医学教育博物館
明石 謙
1
1川崎医科大学リハビリテーション医学教室
pp.1079-1085
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109362
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.脳外科よりリハビリテーション科に紹介され,肩手症候群を呈した29例の調査と対応についての検討
倉敷中央病院リハビリテーションセンター
中崎喜英・渡邊健二・公文範行
公文久見・伊勢眞樹
肩手症候群に対して早期から病棟看護婦との連携を図り,Positioningを中心に発症の予防体制の強化を始めた.発症した症例の傾向は,①梗塞例では中大脳動脈の灌流領域を広範囲に含む.②被殻出血では内包をも破壊し,中~大出血,視床出血では血腫は大きく脳室内出血も認めた.③くも膜下出血ではシルビウス裂内に大量の血液貯留を認めた.月単位に症例の割合は減少したが,病態生理など不明な点が多く,効果があったとは言いきれない.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.