学会報告
第11回中国四国リハビリテーション医学研究会―1996年11月24日(日),於:川崎医科大学現代医学教育博物館
明石 謙
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
pp.775-780
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108457
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1.呼吸訓練が著効したピックウィック症候群の1例
倉敷中央病院リハビリテーション科 井田英司・宮崎庄治・塚本芳久
肺理学療法でアプローチした結果,症状の改善がみられたピックウィック症候群患者を経験したので紹介する.呼吸は完全胸式呼吸であり,全身耐久性の低下が認められた.訓練は腹式呼吸訓練,全身耐久性の向上を目的に行った.〔結果〕腹式呼吸を獲得し,耐久性も改善した,〔考察〕本症例は体重減少だけでは呼吸パターンが異常なままで,耐久性を改善することは困難であった.腹式呼吸を獲得し,呼吸訓練の意義が十分にあったと考えた.
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