Japanese
English
特集 車椅子をめぐる諸問題
重度障害者に対する介護用車いすの試作
The Design and Evaluation of a Wheelchair to decrease Low Back Strees and ease Transfer of Immobilized Patients.
田島 文博
1,2
,
緒方 甫
1
,
小林 昌之
1
,
大川 裕行
1
,
久門 裕子
1
,
平沢 和子
1
,
奥川 満子
1
,
有園 秀昭
3
Fumihiro Tajima
1,2
,
Hajime Ogata
1
,
Masayuki Kobayashi
1
,
Hiroyuki Ohkawa
1
,
Hiroko Hisakado
1
,
kazuko Hirasawa
1
,
Mitsuko Okugawa
1
,
Hideaki Arizono
3
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
2ニューヨーク州立大学バッファロー校医学部リハビリテーション科
3有園製作所(株)
1Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health
2Dept. of Rehabilitation Medicine, State University of New York at Buffalo, School of Medicine.
3Arizono Orthopedic Supplies Co., Ltd.
キーワード:
腰痛
,
移乗介助
,
表面筋電図
Keyword:
腰痛
,
移乗介助
,
表面筋電図
pp.121-127
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107290
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社会的背景
近年,医学は驚異的な発展を遂げたが、その側面として障害の重度化が進み,また高齢化社会の到来に従って,重度の障害者は増加の傾向にある.このような状況のもとでは,リハビリテーションのより一層の充実により障害者の能力障害の改善を図らなくてはならないことは当然であるが,それとともに介助者の労働負担の軽減を目的とした福祉機器の開発が必要欠くべからざる大きな課題である.
そのためには狭義のリハビリテーション医療スタッフのみならず,看護スタッフなどの学識,技術の向上は必須であるが,工学関係者との関係もさらに密接にし,重度障害者の真の福音につながる機器の開発が急務な社会環境にある.
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