プラクティカル・メモ
計測用松葉杖の試作
入江 清五
1
,
神先 秀人
1
,
河野 一郎
1
,
浅川 康吉
2
,
入江 雄二
3
,
中井 裕之
3
1京都大学医学部附属病院
2京都大学医療技術短期大学部
3川村義肢株式会社
pp.66-67
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104467
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1.はじめに
松葉杖の長さ決定では,握りの位置や支柱の長さなどを巻き尺で計測する教科書的方法と訓練用松葉杖などを用いて決定する実践的な方法の2つがある.後者の方法は臨床場面では一般的であると思われるが,問題点が3点ある.すなわち,蝶ネジによる調節が煩わしく,煩雑な作業であること,ネジ穴の関係から調節の間隔が大雑把になること,および実際の使用時に再度微調整をすることが多いことである.そこでわれわれは,これらの問題を解決すべく,調節が簡便で再調節の必要性の少ない計測用松葉杖を試作した.
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