Japanese
English
特集 脊髄損傷とリハビリテーション工学
リハビリテーション工学と臨床応用
Clinical Application of Rehabilitation Engineering.
永田 雅章
1
Masaaki Nagata
1
1国立療養所村山病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, National Murayama Hospital
キーワード:
リハビリテーション工学
,
リハビリテーション機器
,
標準化
,
情報システム
Keyword:
リハビリテーション工学
,
リハビリテーション機器
,
標準化
,
情報システム
pp.477-481
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107089
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はじめに
身体障害者のリハビリテーションにおける工学的技術の応用はかなり以前から行われていたが,rehabilitation engineering,すなわちリハビリテーション工学という言葉が使われ始めてからはまだ20年余りしか経っていない.リハビリテーションの概念が世間一般に認識されてきたのと並行して,また近年の重度障害者の増加傾向を反映して,リハビリテーション工学もますますその重要性を増しつつある.1986年にはこの分野を専門とするエンジニアを中心に日本リハビリテーション工学協会が発足し,多くの職種の参加による研究発表,普及啓蒙活動などが活発に行われている.リハビリテーション工学の進歩により,脊損患者をはじめとする多くの障害者の日常生活や社会的活動における利便性が向上してきたことは確かだが,今後取り組むべき課題も多い.
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