特集 脊髄損傷とリハビリテーション工学
今月のハイライト
pp.475
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107088
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■リハビリテーション工学に今求められているもの
リハビリテーション医学は主として運動器系の障害を対象としているが,その医療分野と関連するリハビリテーション工学の領域は多岐にわたっている.リハビリテーション工学は機能障害に関するものよりも,能力低下や社会的不利に関連するものに重点が置かれており,脊髄損傷者に対しては生活の自立度とQOLを高めることが目的となる.そのためには,障害者のニーズが何であるかを知り,機器の標準化やモジュール化のためのシステム作りが大切である(永田雅章氏,477頁).
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