Japanese
English
特集 脳卒中リハビリテーションのトピックス
脳血管障害後のうつ状態
Poststroke Depression.
半澤 直美
1
,
北村 依理
1
,
大川 嗣雄
2
,
臼井 曜子
3
,
高橋 若生
3
,
福田 博之
3
,
本多 虔夫
3
Naomi Hanzawa
1
,
Eri Kitamura
1
,
Tsugio Okawa
2
,
Yoko Usui
3
,
Wakao Takahashi
3
,
Hiroyuki Fukuda
3
,
Masao Honda
3
1横浜市立大学浦舟病院リハビリテーション科
2横浜市立大学病院リハビリテーション科
3横浜市老人リハビリテーション友愛病院
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Hospital (Urafune)
2Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Hospital
3Yokohama City Geriatric Rehabilitation Yuai Hospital
キーワード:
脳血管障害
,
うつ状態
,
日常生活動作(ADL)
Keyword:
脳血管障害
,
うつ状態
,
日常生活動作(ADL)
pp.1145-1150
発行日 1991年12月10日
Published Date 1991/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106961
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はじめに
脳血管障害後のうつ状態は,比較的頻度の高い合併症として知られており,Bleuler1)は1951年にすでにその著書の中でpoststroke depressionの経過について報告している.またリハビリテーションを施行する上での阻害因子として,日常診察の中でも問題となることが多く,機能回復や社会復帰に与える影響についてもいくつかの報告がなされている2~4).しかし,その診断については非常に曖昧であり,また頻度の高さにもかかわらず治療を受ける割合が少ない現実なども指摘されている3,5,6).ここでは最近数年間の諸家の報告より得られた知見をまとめ,我々の行った調査結果についても報告を行いたい.
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