Japanese
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特集 脳卒中リハビリテーションのトピックス
脳卒中片麻痺の排尿障害
Urological Problems in Stroke Patient.
石田 暉
1
Akira Ishida
1
1東海大学大磯病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Tokai University Oiso Hospital
キーワード:
脳血管障害
,
排尿障害
,
尿流動態検査
,
薬物療法
Keyword:
脳血管障害
,
排尿障害
,
尿流動態検査
,
薬物療法
pp.1139-1143
発行日 1991年12月10日
Published Date 1991/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106960
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はじめに
加齢に伴い循環器系,骨・関節系など様々な器官に変化が生じる,それらは重複し重度化する.泌尿器系に見られる加齢的変化としては,膀胱壁伸展性の低下に伴う容量の減少,残尿の増加,尿意発現の遅延,尿道括約筋の筋力低下などが存在する.それらには単に泌尿器のみの変化というよりは中枢,末梢神経を含む複雑な機構が関与している.しかし,加齢変化単独では排尿障害の出現には至らず,中枢神経障害を中心とした何らかの異常が原因として加重する.本稿ではリハビリテーション治療において,最も頻度の高い脳血管障害による排尿障害について述べる.
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