Japanese
English
特集 片麻痺のリハビリテーションと合併症
片麻痺患者における排尿障害
Urinary Disorders in Stroke Patients.
正門 由久
1
,
木村 彰男
1
,
椿原 彰夫
2
,
千野 直一
2
Yoshihisa Masakado
1
,
Akio Kimura
1
,
Akio Tsubahara
2
,
Naoichi Chino
2
1慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center.
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
脳血管障害
,
排尿障害
,
リハビリテーション
Keyword:
脳血管障害
,
排尿障害
,
リハビリテーション
pp.13-19
発行日 1987年1月10日
Published Date 1987/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106439
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
排尿障害は,失語,失行,失認などと共に片麻痺患者における主な合併症の1つであり,リハビリテーション(以下リハビリと略す)上,重要な問題であるにもかかわらず,一般には無関心のことも多い.しかしながら患者の夜間せん妄などは尿に関連したものが多く,排尿障害が身体的にも精神的にも悪影響を与えている1).一方,排尿障害は患者ばかりでなく,我々医療従事者をもたびたび悩まし,その管理が重要となる.
今回は,片麻痺,特に脳血管障害患者の排尿障害を明らかにし,その排尿管理とリハビリについて文献的考察に自験例を加えながら言及したい.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.