Japanese
English
短報
片麻痺に対するフェノールを用いた筋内神経ブロック療法―持続伸張療法の併用効果
Intramuscular Neurolysis with Phenol in Hemiplegic Patients: Stretching Exercise as an Adjunct Rehabilitation Program.
峯尾 喜好
1
,
木村 彰男
1
,
正門 由久
1
,
里宇 明元
2
,
千野 直一
3
Kiyoshi Mineo
1
,
Akio Kimura
1
,
Yoshihisa Masakado
1
,
Meigen Liu
2
,
Naoichi Chino
3
1慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
2国立療養所東埼玉病院理学診療科
3慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center.
2Department of Rehabilitation Medicine, Higashisaitama National Hospital.
3Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
片麻痺
,
筋内神経ブロック
,
持続伸張
,
フェノール
Keyword:
片麻痺
,
筋内神経ブロック
,
持続伸張
,
フェノール
pp.59-61
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105758
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はじめに
脳血管障害片麻痺のリハビリテーション(以下リハビリと略す)に際して痙縮(spasticity)は阻害因子となることが多い1).その治療法の一つとしてフェノール液による筋内神経ブロックがあるが2,3),従来の報告では,効果のバラツキが大きい.その原因の一つは,ブロック施行後の一貫したリハビリプログラムの欠如にあると思われる.今回,我々は,一般的な関節可動域訓練(ROM)に加えて夜間副子・ターンバックルを中心とする一貫したリハビリプログラムをフェノールブロック後に行い,比較的良好な結果を得たので報告する.
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