Japanese
English
症例報告
Von Hippel-Lindau病による対麻痺のリハビリテーション
Rehabilitation of the Paraplegic Patient due to von Hippel-Lindau Disease: A case report.
森 英二
1,2
,
木村 彰男
1
,
本田 哲三
3,4
,
才藤 栄一
3
,
千野 直一
3
Eiji Mori
1,2
,
Akio Kimura
1
,
Tetsumi Honda
3,4
,
Eiichi Saito
3
,
Naoichi Chino
3
1慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
2小田原市立病院リハビリテーション科
3慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
4東海大学医学部リハビリテーション医学
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center
3Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
von Hippel-Lindau病
,
対麻痺
,
多臓器腫瘍
Keyword:
von Hippel-Lindau病
,
対麻痺
,
多臓器腫瘍
pp.535-538
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106308
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はじめに
Von Hippel-Lindau病は網膜,中枢神経系や腹部臓器に腫瘍を多発する遺伝性疾患であり,これまで60家系以上が報告されている1)が,リハビリテーション(以下,リハと略)の分野からの報告はない.著者らは本疾患による脊髄血管芽腫を原因とした対麻痺の症例を経験し,10年以上にわたる経過の中で他科との連携を保ちつつアプローチを行ってきたので,若干の考察を加えて報告する.
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