Japanese
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講座 評価法(12)
ADLの評価―その基本的問題
Evaluation of ADL: Its basic problem.
大川 嗣雄
1
Tsugio Okawa
1
1横浜市立大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University School of Medicine
キーワード:
ADL
,
評価
Keyword:
ADL
,
評価
pp.959-965
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106181
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はじめに
ADL評価は,障害評価の中ではDisability,すなわち能力障害の評価として,Impairment,機能障害とHandicap社会的不利の中間に位置づけられてきた.
また,1950年代からアメリカにおいて,リハ医学が一つの新しい専門分科として台頭するに従い,ADL評価も脚光を浴び種々の評価法が考案されるに至った.
しかし,基本的にはADL評価は,患者や障害者が日常ルチーンに行ういろいろな生活上の行為が可能であるかどうかを判断するものである.したがって,この評価の中には,基本的に合意しておかねばならないいくつかの問題が含まれている.それらを列挙すると,①評価すべき項目は,②評価基準は,③評価段階は,④実際の評価法は,⑤評価者は,⑥有用性は,などになる,本論文ではこれらを順を追って検討していく.
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