Japanese
English
特集 新しい関連職種の制度化
言語療法士
Speech Therapist (ST)
芳賀 敏彦
1,2
Toshihiko Haga
1,2
1国立療養所東京病院
2日本リハビリテーション医学会
1Tokyo National Chest Hosptital
キーワード:
言語療法(士)
,
日本聴能言語士協会
,
身分制度検討会
,
日本言語療法士協会
Keyword:
言語療法(士)
,
日本聴能言語士協会
,
身分制度検討会
,
日本言語療法士協会
pp.757-761
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106138
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はじめに
時の経つのは早いもので,私がこの問題に直接関わったのは昭和54年9月30日の「ST身分制度合同委員会」の時であるから,それから丸10年が経過した.この10年間に何が行われ,何が問題になったのか.解決したかに見えては逆転し,合同しかけると分裂してきた,一方,医療や福祉,教育の内容も高度経済成長や高年齢化社会という変化に伴って大きく変化してきた.その中で最も大きな前進は保健・医療と福祉の連合,協力,接点への努力である.このことが教育(従事者の教育ではなく,患者またはクライアントへの教育)との関連においても少しずつ進歩してきた.障害を持っているのは一人の人間であって,身体の右が医療,左は福祉,上は教育,下は保健と分けられるものではない.このことだけが問題ではないが,これらのあり方をふまえてこの問題を考えてみたい.
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