Japanese
English
調査
「身体障害者実態調査」をめぐって
Concerning the Fact-Finding Study of the Physically Disabled.
石垣 真
1
,
今田 拓
1
Makoto Ishigaki
1
,
Hiraku Imada
1
1宮城県拓杏園
1Miyagi-Ken Takkyoen.
キーワード:
実態調査
,
身体障害者
Keyword:
実態調査
,
身体障害者
pp.49-54
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105991
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はじめに
昭和25年,身体障害者福祉法の施行以来40年近い月日が経過し,わが国の身体障害者対策は独自の発展を続けている.この間死亡原因の変貌,平均寿命の延長等に伴い,身体障害像は量的にも質的にも予想以上の大きな変化をきたしている.
身体障害者の実態を知りうるものとして,国レベルにおける昭和26年以後5年毎に行われる統計がある.この調査は身体障害者の1)障害の種類,程度,原因の状況,2)日常生活の状況,補装具の所持状況,各種年金の受給状況,住宅状況等,3)障害別ニーズを把握する等,今後における身体障害者福祉対策,特に在宅障害者対策の企画,推進のための基礎資料を得ることを目的としている.この度7回目の調査として,昭和62年2月,7年振りに厚生省によって行われた.しかしこの調査では障害像の把握の面で十分とは言い難く,将来像を予想したり,対策をたてることが困難であるので,我々が宮城県で行った調査結果をも報告して参考に供したい.
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