Japanese
English
特集 成人脳性麻痺
成人脳性麻痺者の動向―施設を中心として
Present Status in Welfare Institutes of Cerebral Palsy.
初山 泰弘
1
Yasuhiro Hatsuyama
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
1National Rehabilitation Center for the Disabled.
キーワード:
脳性麻痺
,
社会福祉施設
Keyword:
脳性麻痺
,
社会福祉施設
pp.671-678
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105914
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はじめに
昭和62年2月,厚生省により在宅身体障害者(児)の実体調査が行われた.
この調査は昭和60年度の国勢調査地区から抽出した地域に居住する身体障害者を対象としたもので,調査員が対象者またはその世帯を訪問し,直接本人に十分に説明した後に,本人が調査票に記入するか,本人の意向により調査員が記入し封印後回収したものである.
今回は6,589名を対象に行い,6,378名(97.3%)から回答を得ている.この結果,成人身体障害者は241万3千名と推計され,この数値は昭和55年度に行われた調査結果に比べて22%の増,人口比でも千人に対し23.8人から26.7人に増えている.
この詳細についてはいずれ報告されるものと思われるが,今回は成人脳性麻痺者の動向について,昭和55,62年の厚生省報告および各施設別の実態調査報告資料に基づいて検討した結果を紹介する.
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