Japanese
English
講座 リハビリテーション医のための病理学(2)
脊髄損傷の組織病理学的考査
Histopathological Aspects of Spinal Cord Injuries.
新宮 彦助
1
Hikosuke Shingu
1
1山陰労災病院
1Department of Orthopedic Surgery, San-in Rosai Hospital.
キーワード:
脊髄損傷
,
脊髄病理
,
外傷後脊髄空洞症
Keyword:
脊髄損傷
,
脊髄病理
,
外傷後脊髄空洞症
pp.141-147
発行日 1988年2月10日
Published Date 1988/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105775
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まえおき
20例の外傷性脊髄損傷の剖検所見より,頸髄損傷の神経学的臨床型,胸腰髄損傷におけるroot escape,外傷後脊髄空洞症の病態,軸索再生について考察した.
脊髄損傷の治療や評価を行うにあたっては剖検所見を正しく理解して行わねばならない.
Wolman(1965),Bedbrook(1966),Kakulusら(1976),Jellinger(1976),など諸外国では多数の剖検例による発表がある.本邦では症例が分散しているが,嘉本(1975),木下(1977),ほか諸施設より病理解剖による貴重な研究報告がある.これらを参考にして自験例をもとに,脊髄損傷の臨床と病理について考察してみる.
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