Japanese
English
研究と報告
車椅子処方における身体計測値と疾患種類の影響
Evaluation of the Wheelchair Prescriptions for 5 Illnesses in 11 Years.
大橋 正洋
1
,
安藤 徳彦
1
,
山本 勝
1
,
前田 淳一
2
,
田中 理
3
Masahiro Ohhashi
1
,
Norihiko Ando
1
,
Masaru Yamamoto
1
,
Junichi Maeda
2
,
Osamu Tanaka
3
1神奈川県総合リハセンターリハ医学科
2神奈川県総合リハセンター理学療法科
3神奈川県総合リハセンターリハ工学科
1Kanagawa Rehabilitation Center.
2Kanagawa Rehabilitation Center.
3Kanagawa Rehabilitation Center.
キーワード:
車椅子
,
車椅子処方
Keyword:
車椅子
,
車椅子処方
pp.691-697
発行日 1985年9月10日
Published Date 1985/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105446
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はじめに
歩行能力を喪失した人々が自立した移動能力を再獲得するためには,車椅子の使用が最も現実的な手段である.幸い,現代はモータリゼーションの普及と,車椅子の使用を妨げない社会環境の整備,さらに福祉による車椅子の支給制度などもあいまって,車椅子使用者には好ましい社会的背景が形成されつつある.このため,リハ医が車椅子を処方する機会も増えているが,車椅子が補装具類の中でも重要な位置を占めるものであることを考慮すると,その処方は正しく行わねばならない.神奈川リハ病院において,昭和48年8月から,昭和59年7月までに処方された車椅子は1,309台であるが,その一般的な処方の傾向,ことに身体計測値と車椅子各部の寸法の関係について調査する機会があったので報告する.
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