Japanese
English
研究と報告
高知県における脳性麻痺患者の経年的追跡調査(その1)
Long Term Follow-Up of Cerebal Palsied Patients in Kochi Prefecture (1).
江口 壽榮夫
1
,
那須 正義
1
,
篠崎 進一
1
,
日下 純一
1
,
市川 徳和
1
Sueo Eguchi
1
,
Masayoshi Nasu
1
,
Shinichi Shinozaki
1
,
Junichi Kusaka
1
,
Norikazu Ichikawa
1
1高知県立子鹿園
1Kojika-en, Kochi, Prefectural Institute for Crippled Children.
キーワード:
脳性麻痺
,
社会復帰
Keyword:
脳性麻痺
,
社会復帰
pp.207-213
発行日 1984年3月10日
Published Date 1984/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105129
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
高知県下すべての脳性麻痺(以下CPと略す)の患者について,昭和58年1月現在の彼等の現状と,それまでの経過をできるだけ把握することで,これからの高知県1)におけるCP患者の対策を探るのが目的で,追跡実態調査をおこなった.なお,CPの定義については,原則として1968年厚生省CP研究班による「受胎から新生児(生後4週以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく永続的な,しかし変化しうる運動および姿勢の異常である.その症状は満2歳までに出現する.進行性疾患や一過性運動障害または将来正常化するであろうと思われる運動発達遅延は除外する」の定義に則ったものとした.しかし,診療録に不備な点もあり,診療録の全記載から総合的に判断するだけの症例もあった.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.