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研究と報告
脳卒中患者の障害の構造の研究―(第3報)日常生活動作の構造の研究
Structure of Impairments and Disabilities in the Stroke Patients.: (Ⅲ) Structure of the Activities of Daily Living.
二木 立
1
Ryu Niki
1
1代々木病院理学診療科
1Dept. of Rehabilitation Medicine, Yoyogi Hospital.
キーワード:
脳卒中
,
日常生活動作
Keyword:
脳卒中
,
日常生活動作
pp.645-652
発行日 1983年8月10日
Published Date 1983/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105010
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まえがき
脳卒中患者の日常生活動作(ADL)の改善は,リハビリテーションの主目的の一つである.
従来,脳卒中患者のADLについての報告は多数みられるが,その大半は,発症後一定期間を経て回復がほぼプラトーに達した患者のみを対象としており,ADLが発症直後からどのように変化するかを実証的に検討した報告はほとんどみられない.
筆者は,第1,第2報では,発症直後に入院した脳卒中患者を対象として,ADLの中核をなす起居移動動作の発症後変化,及びそれと機能障害・年齢との関係を検討した.
今回は,起居移動動作に身の回り動作を加え,脳卒中患者のADL全体(あるいは能力障害)が,発症直後からどのように変化するかを検討する.あわせて,その変化に年齢・運動障害の型が与える影響も検討する.
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