Japanese
English
研究と報告
動的立位バランスの簡易測定法
A Quick Evaluation Method of Dynamic Standing Balance.
伊藤 不二夫
1
,
荒川 喜邦
1
,
大西 昇
2
,
土屋 和夫
2
,
古家 きよ子
1
,
元木 陽一
1
Fujio Ito
1
,
Yoshikuni Arakawa
1
,
Noboru Onishi
2
,
Kazuo Tsuchiya
2
,
Kiyoko Furuya
1
,
Yoichi Motoki
1
1名大病院理学療法部
2労災義肢センター
1Department of Physical Medicine, Nagoya University Hospital.
2Labor Accident Prosthetics and Orthotics Center.
キーワード:
動的立位バランス
,
マイコン
Keyword:
動的立位バランス
,
マイコン
pp.743-752
発行日 1982年8月10日
Published Date 1982/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104798
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まえがき
リハビリテーション臨床において,患者の運動機能が直ちに提供され,かつグラフとして,また数値として示されることは極めて重要なことといわねばならない.しかも経済的であることが大切であり,心電図のように手軽に使えるものが必要である.動的立体バランス能の解析に対し,著者らの考案,八重洲リハビリ株式会社製作のWeight Balance Analyzer RG-810(以下WBA)とSORD社のマイクロコンピューター(ソフト開発も著者らによる)との臨床応用はリハビリ臨床にきわめて有用なものである.一方,解析が解析のためにだけ存在することに意味が少なく,訓練過程と直結したものでなければならない.本WBA装置は運動能の解析・評価に有用であるばかりでなく,それを繰り返すことで訓練にも利用できるところに臨床的意義がある.以下正常人群と各種リハビリ患者とのWBA施行例を報告する.
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