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研究と報告
ウエイトバランスアナライザーによるDantrolene Sodium効果の定量的解析
Quantiative Analysis for Effects of Dantrolene Sodium by Weight Balance Analyzer.
伊藤 不二夫
1
Fjio Ito
1
1名古屋大学病院理学療法部
1Department of Physical Medicine, Nagoya University Hospital.
キーワード:
動的立位バランス
,
末梢性骨格筋弛緩剤
Keyword:
動的立位バランス
,
末梢性骨格筋弛緩剤
pp.633-638
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105225
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まえがき
リハビリテーションにおいて痙性は重要な問題であり,従来より薬物療法,末梢神経ブロック,腱移行術,コルドトミー,神経生理学的運動療法等があるが,薬物療法は簡便であり,また可逆的という点で有利な面を持っている.今回用いられたdantrolene sodium(商品名ダントリウム)は筋肉のexcitation-contraction couplingにおいて筋小胞体からカルシウムの遊離を抑制する機序を有している.骨格筋に直接作用して筋弛緩をうる.dantrolene sodiumの臨床成績に関する論文は多いが,動的平衡能の人間工学的解析は少ない.本報告は著書らの考案したWeight Balance Analyzerを用いて動作学の立場から薬物の効果を定量的に測定しようとしたものである.
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