グラフ
トランスアミナーゼの簡易測定法
石井 暢
1
1昭和大臨床病理
pp.1395-1397
発行日 1968年12月10日
Published Date 1968/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202460
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血清トランスアミナーゼ活性の測定は急性肝炎,心筋硬塞の初期診断に不可欠の検査である.ことに急性肝炎ではGPT,GOTともに,心筋硬塞ではGOTが著増する.また心筋硬塞では心電図上の変化も同時に認められるが,急性肝炎のごく初期にはこの測定以外に手がかりはない.また無黄疸性肝炎においてもしかりである.ところがこの測定には相当な技術と器具を必要としていた.しかしようやく比較的簡単に概測定量(ふるい分け検査)できるセットが市販されてきた.ここにその一例を紹介する.
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