Japanese
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臨床経験
足趾把持力と動的バランスの相関性について
The Relationship Between Toe-Grip Strength and Dynamic Balance
戸田 佳孝
1
Yoshitaka TODA
1
1戸田整形外科リウマチ科クリニック
1Toda Orthopedic Rheumatology Clinic
キーワード:
足趾把持力
,
toe-grip strength
,
星形遊脚バランステスト
,
star excursion balance test
,
骨折
,
fracture
Keyword:
足趾把持力
,
toe-grip strength
,
星形遊脚バランステスト
,
star excursion balance test
,
骨折
,
fracture
pp.731-734
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201157
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目的:星形遊脚バランステスト(star excursion balance test:SEBT)は,動的な安定性を機能的にスクリーニングする方法として用いられている.この研究では動的な姿勢制御における足趾把持力の役割を探った.
方法:関節と体幹に痛みがない120例の成人においてSEBTと足趾把持力の相関性を評価した.
結果:SEBTの身長に対する後外側および後内側到達方向への到達率は足趾把持力と有意に相関した.
まとめ:後斜めへの転倒は大腿骨頚部骨折の危険因子である.このため足趾把持力の強化は観血的療法を要する転倒骨折の危険性を減少させる可能性がある.
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