Japanese
English
紹介
電動ベッドの操作形態に関する考察
Studies on the Operation Mode of the Electric Bed.
奥 英久
1
,
相良 二朗
1
,
坊岡 正之
1
,
中村 春基
1
Hidehisa Oku
1
,
Jiro Sagara
1
,
Masayuki Booka
1
,
Haruki Nakamura
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
1Hyogo Rehabilitation Center.
キーワード:
多機能制御型OS
,
環境制御装置
Keyword:
多機能制御型OS
,
環境制御装置
pp.475-480
発行日 1981年6月10日
Published Date 1981/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104560
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
慢性関節リウマチや頸髄損傷により四肢障害を受けた人々にとって,ベッドは日常生活における必需品であり,とりわけ電動によるギャッヂ機構や高さ調整機構を有するものは,ADLの向上・介助負担の軽減などに非常に有効である.
このような電動ベッドとしては,多くの機種が各社から市販されているが,これらに標準設備されている操作スイッチ(Operation Switch―以下OSという)はその重量・操作力などに問題があり,上肢機能の低下した者や手指の巧緻性に劣る者,また痛みを有する者などの使用には適さないのが現状である.
一方電動ベッドは,使用者自身が自由に操作してこそ本来の目的を発揮しうるものであり,そのためには軽量かつ軽操作力など使用者の残存機能に適応したOSが必要不可欠と考えられる.
私たちは,このような考え方を基礎に,市販電動ベッドの評価およびOSの改良・試作を数多く実施してきたので,その結果について報告する.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.