Japanese
English
研究と報告
長期にわたり経過を観察しえた先天性前腕切断の3例
Long Term Follow-up of Three Children with Congenital Below-elbow Amputation.
小池 純子
1
,
大川 嗣雄
1
,
佐鹿 博信
1
,
関谷 修
1
Junko Koike
1
,
Tsugio Ohkawa
1
,
Hironobu Sajika
1
,
Osamu Sekiya
1
1横浜市大医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University, School of Medicine.
キーワード:
先天性切断
,
義手処方
,
follow up
Keyword:
先天性切断
,
義手処方
,
follow up
pp.469-473
発行日 1981年6月10日
Published Date 1981/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104559
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はじめに
先天性上肢切断の医学的リハビリテーションに関する報告は数多い1~8),義手処方の時期,処方の目的,装着訓練,成長に応じた手先具の選択については,ニューヨーク大学の方式などに詳しく述べられている9).しかし,障害児の義手受容の過程や実生活での義手の使用状況,さらに,義手が障害児のニードを十分に満たしているか,などの点について述べた文献10)はきわめて少ないのが現状である.
われわれは長期間にわたって経過を観察することのできた3例の先天性前腕切断について上記の疑問点を中心に調査を行い,先天性前腕切断の医学的リハビリテーションについて検討した.
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