学会報告
第21回日本義肢装具研究会―昭和54年11月11日,於:帝京大学医学部附属病院臨床大講堂
岩倉 博光
1
1帝京大学リハビリテーション部
pp.485-490
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104344
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朝早くから会員が多数参加して行われましたが,当日は午前10時頃まで雨天でした.今回は特に早朝講演として,「大腿切断から義肢装着歩行までのチーム・アプローチ」と題して,東京医科歯科大学の竹内孝仁,細田多穂,石倉義肢製作所の石倉祐二の各氏にそれぞれ医師,理学療法士,義肢製作技術者の立場から講演していただきました.
また一般演題は合計24題にのぼりましたが,その間にシンポジウム「歩行解析装置の臨床応用とその限界」と題して三名の方に演説していただきました.最近はわが国でも測定装置が大型化して,得られた結果を電算機により処理することが可能なため,歩行の評価が容易になっているといえます.しかし反面,従来の経験的な歩容の評価法も,臨床的に患者を治療してきた長い経験から生れたものであって,これを歩行分析の中に正しく位置づける必要があると考えられます.
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