学会報告
第1回北陸リハビリテーション医学集談会―昭和54年11月25日,於:金沢,センチュリープラザ
立野 勝彦
1
1金沢大学医療技術短期大学部
pp.491-493
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104345
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北陸地区で初めてのリハビリテーション医学集談会を開催した.開催するに当って昭和54年9月26日に発起人会を開き,会長に金沢大学整形外科の野村進教授を指名し,また世話役を金沢大学医療技術短期大学部においた.会員には,リハビリテーション医学関係の医師,P.T. ,O.T. それにS.T. を加え,またそれ以外のリハビリテーション関係者は会長の承認をもって会員となれることとし,概ね年2回開催することにし,リハビリテーション医学の領域における研究発表をなし,あわせて相互の交流を計ることを目的とし,集談会総会で承認をうけた.なにぶん最初なので演題が集まるかどうか心配であったが,12の演題が集まり,また会員は164名であり,会場には90名の出席者をもって盛大に開かれた.また特別講演には,東大リハビリテーション部講師の上田敏先生を招き,リハビリテーション医学の理論と現状という題で,リハビリテーション医学の流れ,理念,それに障害の3つのレベルなどについて話され,会員にとって益とすることが大であった.北陸にもこのような会がもたれ,今後,地道に症例を主とした報告を重ね,リハビリテーション医学の発展に寄与してゆけるよう努力すべきことを認識した.
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