Japanese
English
短報
2台のデジタルスチルカメラを用いた3次元動作解析の妥当性と信頼性の検討
Validity and reliability of three dimensional motion analysis using two digital cameras.
藤本 修平
1
,
山口 智史
2,3
,
大高 洋平
1,4
Shuhei Fujimoto
1
,
Tomofumi Yamaguchi
2,3
,
Yohei Otaka
1,4
1医療法人社団保健会東京湾岸リハビリテーション病院
2慶應義塾大学大学院医学研究科
3日本学術振興会
4慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Tokyo Bay Rehabilitation Hospital
2Graduate School of Medicine, Keio University
3Japan Society for the Promotion of Science
4Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
デジタルスチルカメラ
,
3次元動作解析
,
妥当性
,
信頼性
Keyword:
デジタルスチルカメラ
,
3次元動作解析
,
妥当性
,
信頼性
pp.1345-1348
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103706
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要旨:〔目的〕2台のデジタルスチルカメラを用いた簡易的な3次元動作解析の妥当性および検者内・検者間信頼性を検証した.〔対象〕健常者6名(平均22.1±1.6歳)とした.〔方法〕2台のデジタルスチルカメラを用いて,位置や角度をさまざまに変えた角度計を動画撮影した.対象を3次元動作解析ソフトで画像上のマーカーを指定する検者とし,妥当性として算出した角度と実際の角度の誤差を求めた.そして,高い信頼性を保証する検者数および反復測定回数の条件を検討した.〔結果〕角度の妥当性は最大誤差約3.4°であり,Φ≧0.95を満たす最低条件は検者1名以上で2回以上測定する時あるいは検者2人以上で1回以上測定する時であった.〔結語〕2台のデジタルスチルカメラと3次元動作解析ソフトを用いた動作分析は,妥当性および信頼性が高く,臨床現場で有用な方法となることが示唆された.
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