Japanese
English
特集 リウマチのリハビリテーションⅠ
慢性関節リウマチの症状と診断
Clinical manifestations and diagnosis of rheumatoid arthritis.
塩川 優一
1
Yuichi Shiokawa
1
1順天堂大学内科
1Professor of Internal Medicine, Juntendo University School of Medicine, Tokyo.
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
関節炎
,
リウマチ
,
関節リウマチ
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
関節炎
,
リウマチ
,
関節リウマチ
pp.283-289
発行日 1973年3月10日
Published Date 1973/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102887
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【抄録】 慢性関節リウマチの臨床症状は多様である.まずこの疾患は全身疾患であるから発熱,食欲不振,体重滅少などの全身症状を伴う.しかし主として注意をひくのは関節症状で慢性多発性関節炎を示す.さらに内臓病変として全身各臓器に多彩の所見を認める.
本論文ではそれらを概観するに努めた.さらに臨床検査において赤沈促進,血清CRP陽性,リウマチ因子陽性などが証明される.
以上により本症の定型的なものは比較的容易に診断される.しかし初期,また軽症例では診断困難であり,また鑑別診断が必要となる.これらについて紙数の許す範囲で述べた.
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