Japanese
English
特集 歩行補助具の適応と訓練
慢性関節リウマチについて
Gait Equipment of Rheumatic Arthritis.
伊勢 眞樹
1
Masaki Ise
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
歩行補助具
,
下肢装具
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
歩行補助具
,
下肢装具
pp.483-487
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107377
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はじめに
“トイレだけは,人の手を借りずに自分で行きたい”というのが,歩行に障害がありベッド上の生活を余儀なくされている患者の強い希望であることが多いのは周知のことである.特に慢性関節リウマチ患者においては,脳卒中に見られるような麻痺・高次脳機能障害などはなく,この希望はより切実である.このために,慢性関節リウマチ患者では起立動作や歩行などの移乗や移動動作の獲得が,日常生活動作の自立の第一歩となり,その後の闘病意欲を向上させることにもなる.本稿では,移乗や移動動作の獲得のために慢性関節リウマチ患者に処方した歩行補助具と下肢装具の現状を報告し,それらの適応と訓練のポイントなどについて述べる.
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