関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《診断と病態評価に必要な新たな知識》 関節炎の鑑別診断 関節リウマチと鑑別すべき疾患とは?
小谷 俊雄
1
,
渥美 達也
1北海道大学 大学院医学研究科免疫・代謝内科学分野
キーワード:
関節炎
,
関節リウマチ
,
触診
,
鑑別診断
,
病歴聴取
,
関節痛
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Arthritis
,
Diagnosis, Differential
,
Medical History Taking
,
Palpation
,
Arthralgia
pp.561-565
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181563
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・RAは、近年発症早期から積極的な診断、治療介入が行われている。・しかし、関節痛・関節炎をきたす疾患は多彩であり、RAと診断するためには詳細な問診・関節触診に加えて各種検査が不可欠である。・単関節炎・少関節炎を呈する場合には、若年性特発性関節炎、化膿性関節炎、結晶誘発性関節炎などがRAとの鑑別を要する疾患である。・多関節炎の場合、ウイルス性関節炎や他の膠原病、血清反応陰性脊椎関節症(SNSA)などの疾患が、RAとの鑑別を要する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012