Japanese
English
特集 リウマチのリハビリテーションⅠ
関節リウマチの治療とリハビリテーション
Treatment and rehabilitation of rheumatoid arthritis.
児玉 俊夫
1
,
明石 謙
2
,
古米 幸好
3
Toshio Kodama
1
,
Ken Akashi
2
,
Sachiyoshi Furumai
3
1岡山大学医学部整形外科
2岡山大学医学部中央物療部
3岡山県立重度身障者更生援護施設岡南荘
1Department of Orthopedic Surgery, Okayama University Medical School.
2Department of Rehabilitation, Okayama University Medical School.
3Rehabilitation Center of Okayama Prefecture.
キーワード:
リハビリテーション
,
関節リウマチ
,
ADL
,
チームアプローチ
Keyword:
リハビリテーション
,
関節リウマチ
,
ADL
,
チームアプローチ
pp.291-296
発行日 1973年3月10日
Published Date 1973/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102888
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【抄録】 慢性関節リウマチは診断の確実なもののみで人口の0.5%,すなわちわが国では50万人に達する.その中であらゆる治療に抗して症状が進行するタイプは20%位ある.岡山県で関節リウマチで身体障害者手帳を持っているものは977名で,人口170万の県民として進行型の患者が約2,000人,その中の半数が身障手帳を保持していることとなる.その手帳保持者につきアンケート調査をしたが,ADLが高度に侵されているものが約20%あった.寝たきりで過していたもので,計画的なリハビリテーションと自宅の改造により単独でADLが可能になったものもあるが,一般には放置された状態である.
関節リウマチは進行型の疾患でもあり,そのリハビリテーションは周到な注意の下になされねばならない.
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