Japanese
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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅴ 脳性麻痺,その他の小児疾患
34.小児装具のリハビリテーション
Paediatric rehabilitation, principles and practice of orthosis.
伊藤 順一
1
Jun-ichi Ito
1
1心身障害児総合医療療育センター整肢療護園整形外科
1Department of Orthopedics, National Rehabilitation Center for Children with Disabilities Seishi-Ryougoen
キーワード:
小児
,
補装具
Keyword:
小児
,
補装具
pp.622-628
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102508
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Q1 装具の種類は?
装具=「補装具」とは,障害者自立支援法に規定された法律上の用語である.1994年に制定された「福祉用具の開発及び,普及の促進に関する法律」のなかで,「福祉用具とは心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人又は心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具,機能訓練のための用具及び補装具をいう」と規定されており,福祉用具の一部に組み込まれている.
以前は,18歳未満は1947年制定の児童福祉法,18歳以上は1949年制定の身体障害者福祉法に則って補装具支給がなされてきたが,2005年10月の特別国会で「障害者自立支援法」が成立し,2つの制度が1本化された.この法律によると,具体的な装具の種類としては,「義肢,装具,車いす,電動車いす,座位保持装置,歩行器,歩行補助つえ,盲人安全つえ,眼鏡,義眼,補聴器,重度障害者用意思伝達装置」となっており,加えて18歳未満の児童に対しては,「座位保持椅子,起立保持具,頭部保持具,排便保助具など」が加えられている(表)1).
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