Japanese
English
調査
小児の補装具に関する問題点―利用者,処方者,製作者に対するアンケート調査より
Problems related to Pediatric Orthotics and related Appliances: Inquiries to the Users, Prescribers and Manufacturers.
里宇 明元
1
,
千野 直一
2
,
君塚 葵
3
,
木佐 俊郎
4
,
正門 由久
2
,
長谷 公隆
2
Meigen Liu
1
,
Naoichi Chino
2
,
Aoi Kimizuka
3
,
Toshiro Kisa
4
,
Yoshihisa Masakado
2
,
Kimitaka Hase
2
1埼玉県総合リハビリテーションセンターリハビリテーション部
2慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
3心身障害児総合医療療育センター整形外科
4島根県立中央病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Saitama Prefecture General Rehabilitation Center
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
3Department of Orthopedics, National Rehabilitation Center for Disabled Children
4Department of Rehabilitation Medicine, Shimane Prefecture Central Hospital
キーワード:
小児
,
補装具
,
座位保持装置
,
アンケート調査
,
支給体系
Keyword:
小児
,
補装具
,
座位保持装置
,
アンケート調査
,
支給体系
pp.885-894
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107962
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はじめに
成長・発達途上にあり,また障害像が経年的に変化しうる小児のリハビリテーションにおいては,補装具に関しても成人とは異なった特殊な問題や特別な配慮の必要があると考えられる.しかしながらこれまで小児の補装具の利用状況や処方実態について系統的に検討した報告はほとんどない.そこで小児の補装具に関する問題点を明らかにすることを目的に,補装具利用者,処方者および製作者に対するアンケート調査を行ったので報告する.なお処方者と製作者に対する調査は1990年3月に支給体系に取り入れられて以来1),処方件数が増えつつある座位保持装置を中心に行った.
筆者註:本論文においては用語を以下のように用いた.1)補装具:身体障害者福祉法および児童福祉法の規定による種目(義肢,装具,座位保持装置,車椅子,電動車椅子,歩行器,頭部保護帽,歩行補助杖など).2)座位保持関連の補装具:座位保持装置,座位保持椅子,座位訓練椅子,車椅子,電動車椅子,バギー,排泄用椅子など座位保持に関連するものを総称.3)座位保持具:座位保持装置,座位保持椅子,座位訓練椅子を総称.
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