Japanese
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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅱ 脳卒中,その他の脳疾患
11.脳卒中患者のADL
Measurement of Activity of Daily Living in Stroke.
松本 真以子
1
Maiko Matsumoto
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation medicine, Keio University school of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
ADL
,
FIM
Keyword:
脳卒中
,
ADL
,
FIM
pp.492-497
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102479
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Q1 ADLとは?
ADLとはactivities of daily livingの略称であり,日常生活動作あるいは日常生活活動と訳される.例えば,食事をする,トイレに行く(排尿,排便を行う),着替える,歩くなど,われわれが普段の生活のなかで行っている動作(活動)のことである.
日本リハビリテーション医学会では1976年に,「ひとりの人間が独立して生活するために行う基本的な,しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の身体動作群をいう」と定義している.さらに「この動作群は,食事,排泄などの目的をもった各作業(目的動作)に分類され,各作業はさらにその目的を実施するための細目動作に分類される.リハビリテーションの課程や,ゴール設定にあたって,これらの動作は健常者と量的,質的に比較され記録される」と続く1).
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