Japanese
English
調査
身体障害者福祉センターB型を始めとする地域リハビリテーション実施福祉施設でのリハビリテーション体制について―大阪府下施設の調査と分析を踏まえて
Rehabilitation frame at welfare facilities running community based rehabilitation(focused on Type B Welfare Facilities for Physically Disabled): on a surveillance in Osaka Prefecture.
正岡 悟
1
,
鈴木 恒彦
2
Satoru Masaoka
1
,
Tsunehiko Suzuki
2
1大阪府障がい者自立相談支援センター
2大阪府立急性期・総合医療センターリハビリテーション科
1Counseling Center for Persons with Disabilities of Osaka Prefecture
2Department of Rehabilitation Medicine, Osaka General Medical Center
キーワード:
身体障害者福祉センターB型
,
人員配置
,
リハビリテーション体制
Keyword:
身体障害者福祉センターB型
,
人員配置
,
リハビリテーション体制
pp.181-187
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101979
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要旨:地域リハビリテーション体制の一端を明らかにするために,大阪府内における身体障害者福祉センターB型等の30施設について,郵送によるアンケートを行い,人員配置,施設概要などについて調査した.〔結果〕管内施設のセラピストの配置人数は全国と比較して少なめで,広く薄く配置されているという実態がみられた.大半の施設は,地域活動支援,創作活動,機能訓練を中心とした身体障害者支援の流れを汲む総合的なサービス実施体制を継続していた.訓練に傾注した体制の施設群もある一方で,介護員配置により生活介護にシフトする施設群も少数ながらみられた.施設の理学療法士数は機能訓練の実施状況と,また看護師数は生活介護の実施状況との関連が大きかった.〔結語〕施設体制に専門職種の配置(数)が与える影響は少なくなく,地域リハビリテーション体制整備にあたっては専門職種の配置の工夫が重要であると考えられた.
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