巻頭記事
母子保健のにない手…………助産婦—大阪府下における施設内助産婦業務の実態調査から
南部 一子
1
,
田間 恵実子
2
1大阪府立羽曳野病院
2大阪大学医学部付属助産婦学校
pp.732-743
発行日 1977年12月25日
Published Date 1977/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205305
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1.はじめに
助産婦の業務は,助産婦の勤務する施設によりその内容はさまざまであり,時代の変遷と医療水準の向上と共に業務の拡大が望まれている。その反面一部では未だ産科看護婦の域を脱しきれないものもある。新カリキュラムによる教育が実施されて6年,思春期から更年期に至る母性の一生を縦割りにながめると共に,地域看護への継続と拡がりをもつ母性看護者としての教育が行なわれている現在,私達は助産婦業務の実態を把握し,助産婦業務確立への足がかりともいたしたく,今回,大阪府下の施設で働く助産婦について実態調査を行なったので,その概要を報告する。
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