連載 症例による座位保持装置の紹介
痙直型脳性麻痺に対する座位保持装置適合のポイント
繁成 剛
1
,
辻 清張
2
1東洋大学ライフデザイン学部
2福井県こども療育センター
キーワード:
痙直型脳性麻痺
,
座位保持装置
,
適合技術
Keyword:
痙直型脳性麻痺
,
座位保持装置
,
適合技術
pp.188-191
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101981
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
脳性麻痺(CP)を対象とした座位保持装置は1980年代前半から急速に進歩し,特に1990年に施行された補装具の制度によってモジュラー型のように症状や成長に合わせて調整できる製品や,身体の形状に合わせて成型したモールド型などの製作技術を取り入れた座位保持装置が普及していった.CPの症状は多様であり,同じ痙直型であっても使用者の体型,筋緊張,関節可動域などの条件によって全く違った構成の座位保持装置が適用される.本稿では,痙直型CP児に座位保持装置を適合させるためのポイントを整理し,実際の適合例を紹介したい.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.