Japanese
English
短報
肺炎患者の自宅復帰に影響を与える要因の検討
The examination of the factor to affect the discharge to home of the pneumonia patient.
井元 淳
1
,
高宮 尚美
1
,
中野 吉英
1
,
川端 悠士
2
Atsushi Inomoto
1
,
Naomi Takamiya
1
,
Yoshihide Nakano
1
,
Yuji Kawabata
2
1医療法人財団池友会福岡和白病院リハビリテーション科
2JA山口厚生連周東総合病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Fukuokawajiro Hospital
2Department of Rehabilitation, Shuto General Hospital
キーワード:
肺炎
,
自宅復帰
,
理学療法
Keyword:
肺炎
,
自宅復帰
,
理学療法
pp.1071-1075
発行日 2010年11月10日
Published Date 2010/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101895
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要旨:本研究の目的は,自宅で肺炎を発症した患者の自宅復帰に影響を与える要因を明らかにすることである.対象は,自宅で発症し入院となった肺炎患者81例(平均年齢79.3±13.4歳,男性53例,女性28例)であり,このうち自宅復帰群は67例,自宅非復帰群は14例であった.自宅復帰に影響を与える因子の分析のために,各因子について,両群間で比較,検討した.その結果,自宅復帰に影響を与える因子として重症度,誤嚥の有無,退院時のADL能力が挙げられた.さまざまな職種がチームで関わり,日常の口腔ケアや姿勢の調節などを管理し,また重症度や日常生活状況を把握することで,ADL能力の向上や今後の社会資源の活用など,共通の目標を定めて介入を行う必要がある.
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