Japanese
English
調査
ADL評価法における構成内容の検討
An examination of the contents constructed in ADL assessment.
金山 祐里
1,2
,
土屋 景子
1
,
井上 桂子
1
,
小林 隆司
3
Yuri Kanayama
1,2
,
Keiko Tsuchiya
1
,
Keiko Inoue
1
,
Ryuji Kobayashi
3
1川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
2吉備国際大学大学院保健科学研究科
3吉備国際大学保健科学部作業療法学科
1Department of Rehabilitation, Faculty of Health Science and Technology, Kawasaki University of Medical Welfare
2Graduate School of Health Sciences, Kibi International University
3Department of Occupational Therapy, Faculty of Health Sciences, Kibi International University
キーワード:
ADL評価法
,
構成内容
,
コンジョイント分析
Keyword:
ADL評価法
,
構成内容
,
コンジョイント分析
pp.1077-1084
発行日 2010年11月10日
Published Date 2010/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101896
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要旨:〔目的〕ADL評価法の構成にはどのような内容が求められているか,を分析することを目的に調査を行った.〔対象・方法〕500施設の作業療法士に,コンジョイント分析によって作成したアンケートを郵送した.〔結果〕有効回答は279通で,身体障害領域施設から204通,老年期障害領域施設から75通であった.全体の結果として,各要因の重要度は「評価時間」,「項目数」,「対象評価範囲」,「評価項目内容」,「対象者の主観の有無」,「資格の有無」,「費用の有無」の順に高かった.部分効用値は重要度が最も高かった「評価時間」で,「11~20分」が大きく正の値,「1~10分」が大きく負の値となった.次に重要度が高かった「項目数」は「11~15個」が大きく正の値,「1~5個」が大きく負の値となった.身体障害・老年期障害領域施設に分けて分析を行ったが,ほぼ同様の結果となった.〔結語〕ADL評価法としてどのような構成内容が好まれているか,がわかった.引き続き詳細な内容を検討していきたいと考える.
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