Japanese
English
研究
脳卒中患者の着衣自立度に影響を与える要因の検討
Factors influencing on independence of putting on in stroke patients
佐々木 祥太郎
1
,
大森 圭貢
1
,
畠山 真弓
1
,
佐々木 洋子
1
,
川名部 恵理
1
,
大宮 一人
1
Shotaro Sasaki
1
,
Yoshitsugu Omori
1
,
Mayumi Hatakeyama
1
,
Yoko Sasaki
1
,
Eri Kawanabe
1
,
Kazuto Omiya
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
キーワード:
着衣動作
,
自立度
,
要因
Keyword:
着衣動作
,
自立度
,
要因
pp.385-388
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200547
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Abstract:【目的】上衣の着衣動作が可能な脳卒中患者の着衣自立度に影響を与える要因を明らかにすること.【対象】脳卒中で入院し,リハを施行した連続患者518名のうち着衣動作が可能な者である.【方法】退院日より前3日以内の医学的背景,身体機能,認知機能,着衣所要時間および着衣自立度を調査した.統計的手法は,自立群と非自立群の2群間で,Mann-WhitneyのU検定,χ2検定を用いて医学的背景,身体・認知機能の各指標を検討した.さらにロジスティック解析を用いて,着衣自立度に独立して影響を与える要因を検討した.【結果】分析対象者は328名であった.着衣自立の可否には,年齢,着衣所要時間,意識レベル,注意障害の有無が独立して影響していた.【結語】脳卒中患者の着衣自立の可否には,着衣動作が可能であることに加え,年齢,着衣所要時間,意識レベル,注意障害の有無が影響することが示唆された.
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