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特集 関節リウマチの治療―薬物療法を中心に
―薬物療法の実際―抗リウマチ剤(DMARDs)
Disease modifying anti-rheumatic drugs.
天野 宏一
1
Koichi Amano
1
1埼玉医科大学総合医療センターリウマチ・膠原病内科
1Department of Rheumatology and Clinical Immunology, Saitama Medical Center, Saitama Medical University
キーワード:
メトトレキサート
,
レフルノミド
,
タクロリムス
Keyword:
メトトレキサート
,
レフルノミド
,
タクロリムス
pp.233-236
発行日 2010年3月10日
Published Date 2010/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101722
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はじめに
関節リウマチ(RA)の治療戦略は21世紀になって大きな変貌を遂げた.その基本は早期診断,早期治療,さらに“tight control”と“treat to the target”である.すなわち,早期に正しくRAを診断し,診断したら関節破壊抑制作用のある薬剤を積極的に投与し,早く「寛解」に導入することが求められる.初回治療で3か月経って「寛解」にならない場合は,さらに次の段階の強力な治療を行い(tight control),「寛解」という目標(target)に向かって治療を進めていくことが重要である.その中心となるのが疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti-rheumatic drugs;DMARDs)である.DMARDsは生物学的製剤と低分子化合物に大きく分類されるが,本稿では低分子化合物のDMARDsについて述べる.
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