Japanese
English
特集 バランスと協調運動
協調運動の発達と発達性協調運動障害
Development of coordination in childhood and developmental coordination disorder.
宮地 泰士
1
,
辻井 正次
1,2
Taishi Miyachi
1
,
Masatsugu Tsujii
1,2
1浜松医科大学子どものこころの発達研究センター
2中京大学現代社会学部
1Osaka-Hamamatsu Joint Center for Child Mental Development
2Faculty of Sociology, Chukyo University
キーワード:
協調運動
,
不器用
,
発達性協調運動障害
,
小児
Keyword:
協調運動
,
不器用
,
発達性協調運動障害
,
小児
pp.141-145
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101177
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小児の協調運動の発達
1.小児の運動発達
協調運動を辞書で引くと,「中枢神経系のさまざまなレベルが関与する,ある運動に関連する筋群全体の協調的な空間的,時間的活動パターンや,姿勢を含めたさまざまな要素が背景となる目的にかなった無駄のない動き」と述べられている.したがって,小児の協調運動の発達と言えば,まず小児の運動発達の流れを追う必要がある.
運動発達は,体の重心の移動に関わる粗大運動と,手先を使って物を操作する微細運動とに分けられる.
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