Japanese
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紹介
可撓性プラスチックキャストを利用した即席装具―下肢障害への応用の試み
Quick made lower extremity orthoses made of flexible plastic cast.
山崎 裕子
1
,
渡辺 英夫
1
Yuko Yamasaki
1
,
Hideo Watanabe
1
1社会保険大牟田天領病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Omutatenryo Hospital
キーワード:
可撓性プラスチックキャスト
,
動的即席装具
,
固定性や可撓性の変化
Keyword:
可撓性プラスチックキャスト
,
動的即席装具
,
固定性や可撓性の変化
pp.1487-1490
発行日 2007年12月10日
Published Date 2007/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101141
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はじめに
整形外科では,四肢の固定の目的で古くから石膏ギプス包帯が使用されてきた.現在では水硬性プラスチックキャストや熱可塑性プラスチックキャストが使用されることも多くなってきた.
水硬性プラスチックキャストのなかには,固定強度によってrigid typeとsemi-rigid typeがある.今回はガラス線維ニットにポリウレタン樹脂を含浸させたもので硬化後も柔軟性があり,鋏でトリミングすることによって可撓を調節できるsemi-rigid typeを用い,即席で装具を製作した.
この可撓性プラスチックキャスト(ソフトキャスト,スリーエムヘルスケア株式会社)の弾力性を利用し,種々の動的な即席下肢装具を作製したが,さらに目的に応じて安価で入手できる身近で簡単な物品を付加することで,より広範囲に応用できる工夫も試みているので,その一部を紹介する.
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